職場や学校には必ず誰からも好かれ、信頼されている人気者がいます。
いつも元気で明るく、誰からも好かれて当然と思ってしまいますが、実はこのような人には共通した心理学的なテクニックがあります。
心理学といえばメンタリストDaiGoさんが若者にも注目を集めています。
やはり人に嫌われるよりも好かれてた方が気持ちが良いですよね。
無意識なのか人気者は心理学のテクニックを使っているような気がする。
知ってコミュニケーション能力を上げたい!
ではどうしたら人に好かれるようになるのでしょうか?
それでは人気者と言われる人たちが行っているコミュニケーション心理、行動パターンについて紹介します。
Contents
相手の心理を理解して好かれるテクニック

返報性の原理を使う
人から何かしてもらったときにお返しをしなければいけないと思いますよね。
この心理を返報性の原理と言います。
いつも優しくしてくれる人に悪い感情を持たないのはこの心理が働いているのです。
返報性の原理
人は他人から何らかの施しをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情を抱く心理。
このように好意的な相手に対して、自分も好意的な振る舞いで返すことを好意の返報性といいます。
つまり、人に好意を持ってほしければ、相手に対して友好的に接していれば良いのです。
そんな人はアロンソンの研究を知ってほしい。
アメリカの心理学者アロンソンはこんな面白い実験を行っています。
アメリカの心理学者アロンソンとリンダーが女子学生80名に行った実験では、
最初は否定的な態度を見せていても、最後にしっかりと好意を示せば、相手から好意を得られることが導き出されている。
簡単なことと思いがちですが、常に相手の事を思い振る舞うのは疲れてしまいます。
人気者と呼ばれる人でも常に相手の事を思って振る舞っているわけではないのです。
実は、最初は相手に対して否定的であっても最後に好意を示すことで相手から好意を得ることができるという心理学の実験結果が出ています。
この心理を利用する事で人から好意を持ってもらえるのです。
相手との会話では最後の言葉を大切にしましょう。
実験や論文がすべて正しいわけではありませんが、参考にはなりますよね。
何か良いことしてもらうと返したくなるよね。
自分が良いことしてもらいたかったら人に良いことをし続けると返ってくるってことか。
自分が幸せになりたかったら人を幸せにしなさいって教えられたなー。
初対面の印象を良くする初頭効果とは

初めて人と会う時に相手に与える印象はとても大事です。
人の印象は出会って数秒ほどで決まるとも言われますよね。
7秒と本当に短い時間。
実は最初に与えられた情報は、その人に対して大きな影響を与えてしまうんです!
これを初頭効果といい、外見だけでなく最初の会話も相手に強い印象を与えると言われます。
逆に最初のイメージを悪くしてしまうと、初頭効果によりその印象はずっと引きずられてしまう。
最初に悪いイメージを持たれてしまうと覆すのはなかなか大変なこと!
初めて人と会う時は自分が発する言葉などを充分に気をつけて。
自分から気持ちの良い挨拶や自己紹介をするようにしましょう。
ナンパのテクニックで7秒のうちに自分のすべてを出せと教えられたな。
ホント大事で、ナンパは警戒している女性を口説かないといけないから表情と声のトーンにはすごく気を付けた。
姿勢も大事だよね。猫背だと暗い印象になる。
ナンパが上手い人間はやっぱり人に好かれる人が多いよね。
オレは上手くないけどw。
『相手のメールの返信が遅い理由はあなたに原因がある』の記事に記載していることを注意しながら使ってみましょう!
単純接触は効果あり?

周りには気づいたらいつの間にか仲良くなっていたという人がいませんか?
その相手は職場や学校など、会う機会が多い人ではないでしょうか。
心理学では会う回数が多い人は好意も比例し上がっていくと言われています。
これを心理学の法則で単純接触の効果と言います。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが発表した論文。
単純接触の効果とは、会う回数が多くなるほど、好意も比例して上がること。
心理学者ザイヤンスは、繰り返しの接触で、その対象に対する好感度を高める効果が見られる実験結果を導いている。
会うことで警戒心が薄れ、親近感が生まれます。
なので仲良くなりたい人がいれば自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
会うことが大切ですが、相手が嫌がる場合もあるので、無理やりあったり、相手の行動を制限するようなことはしてはいけません。
相手に合わせるミラーリング効果とは

会話をしていて、なんだかこの人自分と似ているなと感じたりすると嬉しくなりませんか?
人は自分と似ているものには好意を感じます。
これを心理を類似性の法則と言い、人に好かれるためにこの心理学を利用できます。
類似性の法則はミラーリングで効果的に使えます。
ミラーリングとは、相手が取っている行動に対して、まるで鏡に映したように、自分の動作を合わせる方法。
真似ることによって、相手には尊敬や好意の気持ちとして認識され、無意識的に心を許しあえ、親密だと感じやすくなる。
まずは親しくなりたいと思っている相手の行動をよく観察し、真似してみましょう。
次第に相手には無意識に心を許し、好意的に感じます。
ニューヨーク大学のターニャ・チャートランド博士がミラーリンクに対して面白い実験をしています。
ニューヨーク大学のターニャ・チャートランドが行った実験。
15分間で、ペアの片方には相手の姿勢を真似るように指示し、もう片方には何も指示をださなかった。そして、ペアになった人物の好意度数を調べると、何も指示されなかった人はミラーリングをした相手に対して73%が好意を持った。
一方、ミラーリングをした人が何も指示されていなかった相手に対して65%しか好意を持たなかった。
このテクニックをミラーリングと言い、相手の心を開くのに有効です。
ターニャ・チャートランド博士は、相手の口調や口癖を真似する実験も行っており、口調を真似した相手には6.62点、真似しなかった相手には5.91点と、口調を真似することで好感を得ることができる結果を出しています。
この自分に似たものを好きになる傾向をカメレオン効果といいます。
相手に弱さを見せるアンダードッグ効果

仲が良い人が悩みや相談をしてきたら、どう対応しますか?
きっと親身になって話を聞いてあげるでしょう。
その後もどうなったか気になりますし、何かよい解決策がないか一緒に考えたりするはずです。
この心理をアンダードッグ効果といい、人は可哀想な人に同情し手を差し伸べます。
アンダードッグ効果とは
可哀想な状態にある人に同情し、不利な状況にある人に手を差し伸べてしまう心理効果。
アンダードッグ効果は、またの名を負け犬効果とも言われています。
子犬がボールを懸命に追いかけ、こけたのを見ると可愛いって思いますよね。
人は人の弱い部分を見せられると、つい気になってしまうものです。
より身近な存在になりたい時は、自分の弱さを見せることで相手との距離も縮まります。
聞き役になる

人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいと思っています。
逆に自分の自慢話などばかりする人は印象が悪いですよね。
人から好かれる人になるには、まずは相手の話を聞いてあげる聞き役になりましょう。
そして大事なポイントは相手にとって嬉しい質問をすることです。
相手が自信を持っていることや、得意な事を更に引き出してあげると嬉しくなります。
聞き上手は話し上手と言われるようにまずは人の話をよく聞いてあげることが好感をもたれる人の特徴です。
自分に自信を持つ自己肯定感
自己肯定感とは
「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える心の状態のこと。
相手に好意を持たれる人になるためには、自分の事も好きでないといけません。
私なんか…といつもくよくよしている人は周りから見ても好感が持てるものではありません。
まずは自分に自信を持ち、自分は大切だという自己肯定感があれば言動にも自信が持てるので、相手に安心感、信頼感を与えられますよ。
すると自然に周りから好かれる魅力的な人になっていきます。
そして、人に好意を持たれることが更に自信につながり、プラスのスパイラルになっていくはず。
プラスのスパイラルにするには?
相手に好かれるには記載した『好意の返報性』、『単純接触の効果』を上手く使い、
『初頭効果』や『ミラーリング』のテクニック意識していきましょう。
何でもそうですが、はじめは身内から練習すると良いですよ。
身内から、「変わったね!」「良くなったね!」なんて言われるようになればあなたには、『自己肯定感』が出てきます。
はじめは意識的でも慣れれば自然とできるようになります。
そうなれば、あなたは好かれる人間になれるはず!
まとめ

まずは誰からも好かれている人気者を真似してみましょう。
きっと相手の心理を理解できた言動をとっているはず。
身近な人から好感を得られることで、自分自身の自信につながりますよ。
自分が魅力的な人になる事で、周りからの支持も得られ人気者になる日が来ることを願います。
幸運を祈ります!
最後までお読みいただきありがとうございました!