どんなに頑張っても報われない!
おそらく、誰でも経験しているものだと思います。
何をしても、上手くいかない。
望んだ方向へ進んでくれない。
そんなことが続くと、どんどん気分が滅入ってきます。
こんなとき、「どうせ、上手くいかない人生なんだ」、「人生を自分で変えることはできないんだ」とあきらめてしまっていませんか?
そこで考えてみましょう。
社会で成功している人の何割が、失敗の無い順風満帆な人生を送ってきたのでしょうか。
おそらく、ほとんどいないことでしょう。
例え現在、どんなに成功している人でも、過去には必ずと言って良いほど、辛酸をなめるような経験をしています。
そんな経験をしてなお、努力して今に至るのです。
良い人生とは、自分から切り開いていくものです。
『人生、決まってる』という人に伝えたい

人間の知能や能力、いわゆる「賢さ」と呼ばれるものには、2種類の考え方があります。
一つ目は、生まれ持ったものであり、そこからの成長は無い、という考え方。
もう一つは、努力によって成長することができる、という考え方。
人生が変えられないと考えている場合、二つ目の考え方をしている人がほとんどです。
この考え方をしている人は、失敗を避ける傾向にあります。
人から良くできる人と思われたい、という気持ちが強いのです。
そのため、新しい物事や難しい仕事に挑戦することができません。
挑戦し成功したときではなく、失敗したときのことを考えてしまうのです。
失敗の危険を冒さなければ、一見、失敗の少ない人に見えるでしょう。
「自分は失敗しない」と自信を持ち、そのままで良いと考えてしまいます。
これでは、変化に乏しい人生であるのも無理はありません。
つまり、「人生は変えられない」と考えている人は、自分自身でその道を選び取っているのです。
では、能力は努力によって成長する、と考えている場合はどうでしょう。
こういった人は、何事も失敗が付き物だ、ということを良く理解しています。
結果は勿論重要ですが、それよりも、その過程を重視しているのです。
そのため、失敗を恐れる必要がありません。
次々に難しい仕事や、新しい物事に挑戦していきます。
最初の内は、失敗ばかりかもしれませんが、次第に成功に至る確率も増えていきます。
正に、自分で自分の道を切り開いているのです。
人生が、常に変化していると言っても良いでしょう。
人生決まっているという人にある諦め

失敗ばかりを繰り返していると、いつからか、挑戦することさえ諦めてしまうことがあります。
「どうせ失敗するから無駄だ」と考えてしまうのです。
通常、失敗を重ねるごとに、何らかの改善策を導きだすものです。
しかし、挑戦すること自体を諦めてしまうと、改善策を考える余地もなく、成功の可能性はゼロになってしまいます。
確かに、いくら努力をしても相応の結果が得られないことは、往々にして考えられます。
その上で頑張り続けることで、未来に何らかの変化をもたらすことができるのです。
しかし、「どうせ失敗するから無駄だ」と思ってしまう人は、自分の努力で何事も変えることができないと思い込んでしまっています。
そのため、人生も自分で変えられない、と考えてしまうのです。
挑戦することを諦め、人生を変えることを諦めてしまった人には、ある一種の特徴があります。
それは、失敗したときの考え方です。
例えばあなたがミスをしたとき、その原因は何に由来すると考えますか?
自分自身が原因である場合、自分ではどうしようもない外的な要因。
外的な要因とは、そのものの難しさや、トラブル、運などが当てはまります。
人生を変えられないと思い込む人は、自分自身に原因を見出さない傾向にあります。
つまり、自分ではどうしようもないことが原因で、失敗をしたと考えてしまうのです。
では、自分自身で人生の舵を取っている人の場合はどうでしょう。
彼らは、失敗をしたときの原因を自分自身に見出します。
頑張りが足りなかった、力が及ばなかった、などです。
外的なものに失敗の原因を追わせれば、自分自身の精神的な負担は減ります。
しかし、それで人生を変えることができるでしょうか。
運命を変えるためには?

それでは、実際に人生を変えていくために、どのようなことをすれば良いのでしょうか。
4つに分けて、ご紹介していきます。
成功者に合わせる

あなたは、どんな人や人生に憧れますか?
人生の成功者と聞くと、経済的に成功している人を思い浮かべるでしょう。
しかし、自分にとっての「成功者」を考えてみて下さい。
世界中を旅して回る生活。
興味の赴くまま、色々なことをして生活している人。
自分が憧れているライフスタイルを持つ人こそが、あなたにとっての成功者です。
勿論、お金持ちに憧れているならば、それはそれで良いのです。
こういった成功者の人たちは、様々なリスクの上で、その生活を成り立たせています。
色々な失敗をし、苦い経験をして、今の立場に辿り着きました。
その経験が、彼らを他の人とは違うものとして、成り立たせています。
人生を変えたいと思うならば、憧れの人の思考や行動を学ぶことから始めましょう。
同一化する必要はありませんが、ある程度、思考を添わせていくようにして下さい。
何もしなければ、何も始まりません。
失敗の原因は自分にある

先にも取り上げましたが、失敗したときの原因を、外的なものに求めることを止めるようにしましょう。
「あのとき、あれが起こったからできなかったんだ」、「運が悪かったんだ」、などと考える癖が付いているならば、その癖を治すのです。
自分自身に失敗の原因を求めるのであれば、次には改善することが可能です。
自分の何が悪かったのか、という観点で、行動や考え方を見直すことができるからです。
逆に、外的なものに原因を求めてしまうと、そこで全てが止まってしまいます。
自分自身を省みず、改善する行動も取りにくくなるからです。
失敗しては、改善をする。
この繰り返しを行うことで、徐々に成功を繰り返すようになります。
失敗の回数は多くても、その分成功に辿り着ける確率も上がります。
自分自身と周囲の環境を整える

成功者の思考に自分が近付けたならば、次は自分自身と周囲の環境を整えるようにしましょう。
自分自身の環境を整えるとは、人生を変えるという明確な意思を持ち、何故変えたいのか、その意味をしっかりと理解するということです。
人生が大きく変わるときは、自分自身が新しい行動を起こしたときです。
また、少々の行動ではなく、大々的に動く必要があります。
このためには、明確な意思と共に、「何故変えたいのか」をハッキリと自覚しなければなりません。
「何故変えたいのか」の部分と意思が重なることで、行動に向けての力を得ることができるのです。
そして、自分が目標へ向かって邁進できるような、そんな環境を作って行きましょう。
周囲がだらだらしていれば、自分もだらだらしてしまうでしょう。
周囲が真面目であれば、自分も真面目にならざるを得ません。
どうすれば、自分は人生を変えていけるのか。
どんな状況に飛び込めば、変化のための行動を起こせるのか。
そういったことを考えながら、自分に相応しい環境を作り上げていきましょう。
大事なことは先に挙げた3つの中で、どれが欠けても人生を変えるきっかけにはなり得ないということです。
習慣と持続

人生を変えるためには、ある習慣が欠かせません。
それは、常に課題に立ち向かい、その結果からどう動くべきか、何をするべきかを考え続けるということです。
一見簡単に思えますが、最初の課題に立ち向かうこと自体が難しいのです。
そしてその先の、「どう動き、何をするべきか」を考えることは、さらに難しいと言えるでしょう
これらは、一連の流れとして認識する必要があります。
どこで途切れても、思うような結果は得られません。
どこかで途切れてしまうとどうなるか。
それは、そこから先の成長が望めないということになります。
「人生は変えられない」と感じるのは、ここに起因しているのです。
この一連の流れを習慣とするためには、最初の段階では、苦痛の無い程度に抑えることが重要です。
具体的には、簡単な目標を掲げた上で、それを随時達成していきます。
達成していくごとに自信が付き、より難しい課題にも取り組むことができます。
そうするうちに、「立ち向かう→考える→結果を出す」という流れが、身についていきます。
まとめ

どうでしたでしょうか。
人生を変えるためには、「賢さ」に対する考え方を変えなければなりません。
いわゆる「賢さ」というものは、努力によって成長させることができるのです。
まずは、「賢さ」が自分で変えられるということを認識しましょう。
そして何か失敗をしたときには、まず、自分に非が無いかを考えて下さい
周りに原因を求めていては、何も変わりません。
次に繋がる、成功への一手を考えることができなくなってしまうのです。
人は失敗を繰り返して、成功を掴むということを忘れないでください。
その上で、思考を憧れの人に添わせること、考え方を変えること、環境を整えること、常に課題に立ち向かい、対策を考えること、を実践していくことで、理想とする人生が掴めるでしょう。
そう簡単にできることではありません。
しかし、やってみる価値はあるのではないでしょうか。