新しい部署に配属されたり、職場を変わったときは必ず自己紹介をすると思います。
大勢の前で自己紹介をするのは緊張しますよね。
自己紹介に苦手意識を持っている人も多く居るのではないでしょうか?
人は第一印象が大事と言われますし、できるなら良い印象を与えたいですよね。
あまり自己紹介をする機会は多くはないと思いますが、初めて会う人に挨拶するときにも参考になる効果的な自己紹介の方法を紹介します。
Contents
自己紹介の効果的な仕方!言うことは?
それでは今回は川上徹也氏著書の「自分の言葉で語る技術」から自己紹介のポイントを探っていきましょう。
現在から過去、そして未来へ

自己紹介をする時に意識して欲しいのが、この時系列です。
この時系列が変わってしまうと、話の内容がまとまりません。
まず、あなたが「現在」やっている自分の活動を語ります。
次に、どんなきっかけで現在の活動をはじめようと思ったのか、
という「過去」のポイントを語ります。そして、遠く険しい目標に向かって頑張っている
「未来」の姿で結びます。
それでは、簡単にこの時系列を意識して自分について話してみましょう。
いかがですか?
いつもは難しい自己紹介も、意外にうまく話せたのではないでしょうか?
この順番を一つでも変えると内容にまとまりがなく「で、今あなたがやっていることは何?」と言われてしまいます。
この現在―過去―未来の並び順は歌のフレーズでも聞いた事があると思いますが「ストーリ―の黄金律」をもとにしています。
感動のツボは同じ

実はこの「ストーリーの黄金律」は、様々な場面で使われています。
ドラマや、映画、アニメなどもこの時系列になっていることが多いです。
好きなドラマなど、思い浮かべてみてください。
まずは現在から始まり、主人公の過去の出来事をきっかけに未来に向かいだすと言ったストーリーはよくありますよね。
挫折から始まり、成功するストーリーは見ている人に感動を与えます。
欠落部分がないと、
主人公に感情移入がしにくいからです。自己PRというと、
成功体験を語ることを考えがちです。実際は、挫折や失敗体験をどう克服したかを
語った方が効果的な場合が多い。
いかがですか?
確かに成功した話ばかり聞くよりも、失敗から成功した経験などを語ってくれる方が印象深いです。
人に感動を与えるストーリーの展開を参考に、印象に残る自己紹介を考えてみましょう。
印象が良い自己紹介のポイント

自分を売り込みすぎない
自己紹介で自分の良さばかりを話すのはやめましょう。
初めて会う人たちに自分のPRばかりしても、印象はよくありませんし本当かも分かりません。
と言っても、よろしくお願いしますだけでも自分のことは伝わらないので、少しは自分について知ってもらう必要がありますよね。
謙虚な気持ちを忘れずに、以下の点を気をつけて自己紹介しましょう。
ハッキリ喋ることが大切

自己紹介の時に何と言っているか分からないという人は、印象がよくありません。
はきはきと、できるだけ大きな声で話しましょう。
そして語尾も気をつけましょう。
語尾の口調がはっきり「です。」「ます。」で終わればしっかりした話し方に聞こえます。
堂々と話すことを心がけましょう。
目を見ること

これも話す時の基本です。
目を見て話すのは恥ずかしいという気持ちもわかりますが、下を向いて話すのは印象がよくありません。
顔をあげて相手の目、もしくは顔付近を見て話すようにしましょう。
自慢話はしない

自信があることはいいことですが、自己紹介で自慢話はやめましょう。
初対面の人に自慢話をする人は「自己主張が強い人」という悪い印象を与えてしまいます。
自分のことを知ってもらいたいなら、もっと相手との関係が深くなってからにしましょう。
笑顔を忘れない

笑顔はやはり印象をよくします。
暗い顔で話すより、笑顔で自己紹介をするだけで印象が良くなります。
緊張して笑顔で話せないという時は、最後だけでも笑顔で締めくくりましょう。
好印象を与え、話しかけやすい人だと思われるはずです。
言うことは練習しておくこと

これは一番大切なポイントかもしれません。
事前に話す内容を考え、出来れば練習しておくと良いでしょう。
内容を決めておけば焦りませんし、緊張も緩やかになるのではないでしょうか?
自己紹介はいつも同じ内容で良いので、自分の趣味や、面白い話などまとめておきましょう。
終わった後は挨拶を

大勢の前だと、緊張して全員を見る余裕もないかもしれませんが、最期は全員の顔を見渡してみましょう。
なかなか難しいですが、みんな自分の話を聞いてくれているのです。
「聞いてくれてありがとうございます」と言う気持ちを込め、全員を見て「よろしくお願いします。」と締めくくりましょう。
自己紹介方法まとめ

自己紹介のポイントを紹介しましたがいかがでしたか?
いつも名前を言って“よろしくお願いします”だけという人は自分の自己紹介を考えてみましょう。
意識するポイントをまとめると現在→過去→未来で話すということです。
これに沿って失敗談から成功に結びつけたストーリーと今後の目標を自分らしく話しましょう。
自己紹介の主役は自分自身です。
相手の印象に残るストーリーで印象アップを目指してください!