日々同じことばかりを繰り返していると、考えが凝り固まってしまい新しい発想を生み出すことがなくなってしまいます。
やはり新しいことを始めたり、アイデアを形にしていくことは仕事にも良い影響を与るでしょう。
そこで今回は発想力を鍛えるトレーニングを紹介します。
1番大切なことは思考を止めないということですが、ご覧ください!
Contents
発想力を鍛える方法とは?
それでは野口悠紀雄氏著書「超発想法」からトレーニング法を実践しましょう。
たまに違った手段で通勤

毎日同じ時間に同じ電車やバスに乗って通勤をしているなら、たまには違った手段で通勤してみませんか?
時間はかかるかもしれませんが、新しいお店を発見したり、違った景色を楽しむことができます。
道筋を変えただけでただちにアイデアが浮かぶわけでもあるまい。
しかし、違うルートを考えるだけで、
「日常的マンネリ」を断ち切る契機になる。それは、アイデア生産のために何かのヒントを与えてくれるはずだ。
新鮮な気持ちで、通勤すれば心もリフレッシュし刺激になるはずです。
小説、マンガの展開を考える

小説などを読んでいると、こうなったら面白いのになど違う、展開を考えてしまうことがありませんか?
それは発想を鍛える良いトレーニングになりますので、何パターンも考えてみましょう。
小説でも映画でも、漫画でもよいのだが、
筋の展開に満足できなければ、もっと面白い展開にできないかと考えてみる。あるいは、
新しい登場人物を登場させたり、
時代や場所を変えてみる。
そのうちにあなたのオリジナル小説が完成するかもしれません。
時間があれば、カフェなどで話をしている人の会話を聞いてその人のストーリーを考えてみるもの面白いかもしれません。
また、広告のコピーなども自分の言葉に変えて考えてみましょう。
フェルミ推定

マーケティングやセールスを行う際に活用されているのがフェルミ推定と言われる方法です。
これは正しい回答がでることはありませんが、推定をして解を出そうとすることが大事です。
では、マイクロソフトの入社問題を解いてみましょう。
「シカゴにはピアノ調律師が何人いるか?」これは、物理学者エンリコ・フェルミが、学生に向かってよく発した問いだそうである。
どんなに考えても答えがでることはないでしょう。
ここで大事なのは、シカゴでピアノの調律師が何人必要かを考えることです
解を求めるフェルミ推定のプロセスはこのように紹介されています。
アメリカの人口は3億人
1世帯あたりの平均人数を4人とすると世帯数は7500万
7500万のうち10%がピアノを所有している仮定
すると、ピアノは750万台あることになる
ピアノの調律は年に1回必要
調律師は1日平均4台ピアノ調律すると仮定
年間300日働くとすると、1人あたり1200台/年
750万台÷1200台=6250となり、アメリカには6250人の調律師がいることが予想される
いかがですか?
この問題を参考に色んな推定をしてみましょう。
例えば、東京に保育士は何人いるか?医師は何人いるか?など問題を作り推定してみましょう。
違った角度から考える

気分転換に逆立ちをすると、いつも見ている風景が違って見えます。
これだけでも新しい発想が生まれてきそうです。
ヘンリー・フォードは、
製品は動かず労働者が動く自動車組み立て作業を逆転させ、
労働者が動かず製品が動く「流れ作業」を考案した。アルフレッド・スローンは、
従来の「買ってから乗る」方式を逆転させ、
「乗ってから買う」方式(オート・ローン)を考案して
GMを破産の危機から救った。
このように逆から考えてみると、上手くいくこともあります。
ですが、全て逆にすればいいというわけではありません。
ピンチを想定する

自宅の鍵を会社の机に忘れてきてしまった。
帰宅したら、家人は外出中。こうした事態に直面したとき、
どうすればピンチを脱出できるか、考えを巡らせてみよう。
どうでしょうか?一度は遭遇しそうな出来事ですね。
この場合家人が変えるまで待つと言う方法が考えられますが、一人暮らしだったらどうしますか?
会社に戻ることができる時間だったら、取りに行けば良いですが遠い場合は大変ですね。
このように色んなピンチを想定し、逆に鍵を忘れない方法などを考えていきましょう。
仕事でもリスクに対する考えを持っておくと良いです。
発想力を鍛える方法はいくらでもある

発想力を鍛えるトレーニングを紹介しましたが、これらは簡単にできることばかりです。
一番大事なことは、思考を止めないことです。
同じ繰り返しの毎日でも、自分自身で変えていくことができます。
常に好奇心と向上心を持って、新しい発想をしていきましょう。